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小倉百人一首 第七十七番 崇徳院

瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に あはむとぞ思ふ 『詞花集・恋上・229』

【通釈】川の流れが速いので、岩にせき止められる急流が、いずれ一つになるように、恋しいあの人と今は別れても、将来はきっと再び逢おうと思う。

<本歌>武烈天皇「日本書紀」  大太刀を垂れ佩き立ちて抜かずとも末は足しても遇はむとぞ思ふ

【語句】

「瀬をはやみ」:瀬(川の流れの浅い所)、「はや+み」:~が早いので(理由・原因を表す語法)

【解説】

この歌は、作者の崇徳院が主催した『久安百首』の中の歌です。「百首歌」とは、いくつかの題ごとに歌を詠み、合計で百首とするものです。この歌は題詠であり、実際の恋人に送ったものではありません。しかし、まるで実際に崇徳院が苦しい恋をしていると思えてしまうほどの迫力があります。

【略歴】<基本データ>*平安時代末期の天皇。*生没年:元永二年(1119)~長寛二年(1164) *諱:顕仁*父:鳥羽天皇 母:待賢門院璋子 *同母弟:後白河天皇 *皇后:藤原忠通女・聖子 *妻:兵衛佐局 *皇子:重仁親王 

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2002年6月13日 葉つき みかん
*イラストを新しく描き直しました。 2002.12.18. 葉つき みかん

*再びイラストを描き直しました。線画はカナダで描きました。
2006.5.20. 葉つき みかん


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